サバノワの使用方法を機能ごとに説明します。
日々の家計簿の記入は、サバノワを起動すると最初に開く「日々の記録」というウインドウで行います。
- 通常の収支記入
- 日々の記録ウインドウ右上あたりの▲ボタンを押すか、メニュー「記入」→「収入支出を記入」を選ぶと、記入のためのウインドウが開きます。
- 記入ウインドウで「収入か支出か」「収入または支出のあった口座」「費目」を選択し、「内容」「金額」を入力して、「記入」ボタンを押します。上の例は「財布(現金)で鯖の切身を100円で買った。鯖なので食費。」ということです。
なお、金額欄は「100+200-50*2」のように入力すると自動で計算します。「+」「-」「*」「/」のみ入力可能です。前から順番に処理しますので、先の例は「200」ではなく、「500」になります。割り算の余りは切り捨てます。 - 「記入」を押すと↑のように記入されます。
- 続けて記入したいときは、2を好きなだけ繰り返します。
- もういちど、日々の記録ウインドウ右上あたりの▲ボタンを押すか、メニュー「記入」→「収入支出を記入」を選ぶと、記入ウインドウが閉じます。
- コピー/カット&ペースト
- 修正
- 修正したい行を選択します。
- 次のいずれかの操作で、修正ウインドウを開きます。
- 日々の記録ウインドウの右上あたりの▲ボタンを押す。
- メニュー「記入」→「収入支出を記入」を選ぶ。
- 修正したい行をダブルクリックする。
- 必要に応じて修正を行い、「修正」ボタンをクリックします。
- 削除
- 削除したい行を選択します。
- 日々の記録ウインドウ右上部の×ボタンをクリックするか、メニュー「編集」→「クリア」を選択します。
- 削除してもよいか確認されますのでオーケーを選択してください。
- 日付の移動
収支の行が選択されている状態で、メニュー「編集」→「コピー」を選択すると、その行をコピーします。「カット」ならカットです。複数行をまとめてコピー又はカットすることも可能です。「編集」→「ペースト」でペーストします。入力時に日付を間違えたときなど便利です。
【事例】
↑のような選択状態でコピー又はカットした場合、クリップボードは↓のようになります。
各行は「内容,費目,金額(収入の場合はプラス、支出の場合はマイナス),口座」になります。つまり、項目と項目は半角のカンマ「,」で区切られ、行と行は改行で区切られています。
【前日/翌日へ移動】
メニュー「移動」→「前日」または「翌日」を選択するか、日々の記録ウインドウ右上部の矢印「←」または「→」をクリックすると、前日または翌日のページに移動します。
【今日の家計簿に移動】
メニュー「家計簿」→「今日」を選択するか、日々の記録ウインドウ右上部の「●」をクリックすることにより、今日のページに移動します。
【日付を指定して移動】
メニュー「移動」→「日付入力...」で、日付を入力するウインドウが開きます。
【年、月、週単位で移動】
日々の記録ウインドウ左上部にある日付部分(「年」「月」「曜日」あたり)をクリックしてみてください。こういう感じのメニューが出ます(画像は「曜日」をクリックしたときに出るメニュー。前後5週間分くらい出てます)。
ふだんよくある収入や支出の記入を登録しておくことができます。
- 日々の記録ウインドウで、登録したい収支の行を選択した状態で、メニュー「記入」→「よくある収支に登録」を選択します。
- よくある収支ウインドウに、その行が登録されます。
- コピー&ペーストで登録も可能です。
- よくある収支ウインドウで記入したい収支の行を選択した状態で▼をクリックするか記入したい収支の行をダブルクリックすると、日々の記録ウインドウにその行を転記します。
毎月、決まった日に決まった額が口座から引き落とされる等(家賃、保険料等)定期的な収入や支出がある場合の設定を行います。
設定後は、毎月毎月設定日に自動で記入されます。
「引き落とし日」となっていますが、支出だけではなく収入の設定もできます。
- メニュー「ウインドウ」→「予定」を選択すると、「予定」ウインドウが開きます。
- 「予定」ウインドウの左上部のメニューから「毎月の予定」を選択します。
- ▲ボタンを押すと、入力画面が開きます。
- 引落日(「末日」の場合、月の最終日に引き落とします)、引落日が土日祝日に当たった場合どうするか、引き落とす口座、金額等を入力し、「追加」を押します。続けて入力することもできます。▲ボタンを再びクリックすると、入力画面は閉じます。
- 引落日が来ると家計簿起動時に下のようなメッセージが表示されます。「実行」で実行します。「今は実行しない」を選択すると、設定を変更しない限りは、実行するまで毎回このメッセージが表示されます。
サバノワでは資産口座及び負債口座をそれぞれ10ずつ設定することができます。
設定方法については口座の設定をご参照ください。「そもそも口座とは何か」についても簡単に説明してあります。
- 口座の入出金(口座間のお金の移動等)
- 日々の記録ウインドウで、メニュー「記入」→「口座等入出金」を選択すると、入出金のためのウインドウが開きます。
- どの口座からどの口座へ、いくらお金を移動させるかを入力してください。
- 再びメニュー「記入」→「口座等入出金」を選択すると、入出金ウインドウが閉じます。
財布のお金を口座に入金したり、口座からお金を出金したり、口座間でお金を振替えたり。
支出の費目ごとに、月間と年間の集計を行います。
締め日、締め月の設定もできます。締め日の翌日から締め日までが1ヶ月で、締め月の翌月から締め月までが1年です。
- 月間集計
- 年間集計
- グラフ
1ヶ月間の集計を行います。内容別、費目別に集計します。
メニュー「一覧」→「月間集計」を選択してください。
❶ 予算と実績(実際の支出額)を並べて表示します。もう一度押すと元の画面に戻ります。 ❷ 費目別集計のグラフを開きます。 ❸ 前月、翌月に移動します。 ❹ つまんで上下に動かすと、上下の幅が変わります。 |
↑の画面で❶をクリックすると、↓の画面になります。
❺ 通常の集計画面に戻ります。 ❻ 予算集計のグラフを開きます。 |
【備考】
集計の各行をダブルクリックすると、その内容や費目の内訳が表示されます。
1年間の集計を行います。月別、費目別に集計します。
【表示方法】
メニュー「一覧」→「年間集計」を選択してください。
赤い部分(❶ ❷ ❸)を2回クリックするとグラフを表示します。青い部分(❹)を2回クリックすると集計の内訳を表示します。
❶…「費目 \ 月」の部分を2回クリックすると、支出全費目の年間推移グラフを表示します。詳細はこちら。
❷…各月の部分を2回クリックすると、その月の支出費目別のグラフを表示します。詳細はこちら。
❸…費目名の部分を2回クリックすると、その費目の年間推移のグラフを表示します。詳細はこちら。
❹…各月の費目の集計結果の数字を2回クリックすると、その内訳を表示します。
例えば「5月」の「光熱・水道」の金額「22,237」をクリックすると、「日々の記録」で個別に記入された内容が表示されます。
支出額の推移や費目ごとの割合のグラフを見ることができます。グラフは月間集計、年間集計から開きます。
- 検索・置換
- カレンダー
- 日記
- 日記欄は、収支リストの左下あたりのつまみを上下することにより、大きさを変更することができます。
- 日記欄を検索することができます。メニュー「編集」→「日記欄を検索...」を選択してください。
- 日記欄は表示したり非表示にしたりできます。詳しくはこちらをご覧ください。
- メニュー「一覧」→「日記一覧」で、日記の一覧を見ることができます。
- メニュー「ファイル」→「書き出し」→「日記...」で、日記をテキストファイルに書き出すことができます。
- メモ
- ファイル書き出し
- 収支データ:メニュー「ファイル」→「書き出し」→「収支データ...」
- 集計データ:メニュー「ファイル」→「書き出し」→「集計データ...」
- 文字コード
- ファイル形式
- 期間(収支データのみ選択可能)
- バックアップ
- メニュー「ファイル」→「書き出し」→「バックアップ...」を選択してください。
- 書き出すファイル名を聞かれますが、そのままでオッケーです。変更しても構いません。要するにわかりやすい名で。
- 書き出しには少し時間がかかります。「終了しました」が出れば終了です。
- ユーザフォルダの「ライブラリ」を開きます。
Finderからoptionキーを押しながら「移動」メニューを選択するとメニューに「ライブラリ」が現れますので、そこから開いてください。 - すでに「Sabanowa」が存在する場合は、そのフォルダを「ライブラリ」の外に出します。復元完了が確認できるまで削除せずに保存しておいてください。
- 「ライブラリ」内に上記【作成方法】の手順で作成したバックアップフォルダを置き、そのフォルダ名を「Sabanowa」に変更します。
- サバノワを起動し、復元できているかを確認します。
メニュー「編集」→「検索」で検索(置換)条件を入力するウインドウが開きます。
【検索】
検索したい項目にチェックをつけて、「検索」ボタンをクリックしてください。検索結果が一覧表示されます。
上の例では、費目が「家具・備品」で10,000円以上のものを検索します。
【置換】
「費目」と「内容」については置換することができます。「置換」ボタンをクリックすると、検索ウインドウ左部の検索条件に合致する項目を、検索ウインドウ右部の置換欄に入力された費目や内容に置き換えます。
上の例では費目が「食費」で内容に「卵」が含まれていて金額が99円以下のものを、費目はそのままで内容を「特売卵」に置き換えます。
なお、取り消しはできませんのでご注意ください。
メニュー「移動」→「カレンダー」でカレンダーを開きます。
カレンダーの日付の部分をダブルクリックすると、日々の記録ウインドウのその日付のページにとびます。
メインウインドウの下部に文字を入力する欄があります。日記や備忘録などにご活用くださいませ。
メニュー「記入」→「メモ」でメモウインドウを開きます。
日記が日付ごとにつけられるのに対し、メモは家計簿にひとつです。ちょっとした覚え書にご利用ください。
家計簿をテキスト形式で書き出します。
「日々の記録」ウインドウが最前面にある時には、収支データを書き出すことができます。
「月間集計」または「年間集計」ウインドウが最前面にある時には、それぞれ月間集計、年間集計の集計データを書き出すことができます。
【書き出し方法】
を選択すると、書き出し設定のためのウインドウが開きます。
【各項目】
各項目の設定内容は以下のとおりです。
「Shift JIS」「UTF-8」から選びます。
「タブ区切り」「CSV」から選びます。
「全期間」「開始日と終了日を指定」から選びます。集計ファイルについては手前にある月間集計又は年間集計で集計されている期間になるため、期間の選択はできません。
万が一に備えてバックアップフォルダを作成します。定期的に実行いただければ幸いです。個々の家計簿ごとではなくサバノワのデータ全体をバックアップします。
【作成方法】
【復元方法】